野村 涼子

精神科訪問看護師として8年勤務し、2021年に公認心理師(国家資格)を取得。【カウンセリングルーム雨の庭】を開業し、カウンセラーとして活動中。スクールカウンセラーとしても勤務し、学校現場で不登校や発達障害・ヤングケアラー・子どものトラウマなどと向き合っている。ナラティヴ・セラピーを学び、カウンセリングの軸にしている。2024年8月、ニュージーランドのナラティヴ・セラピー・ワークショップに参加。大阪大学医学部保健学科卒。公認心理師・看護師・保健師免許所持。 >>野村涼子のAmebaブログ

ナラティヴ・セラピーにおける「足場かけ」とは何か

「足場」というイメージから想起されるもの 「足場」と耳にしてまず思い浮かぶのは「梯子」ではないでしょうか。足場かけを「梯子をかける」と読み替えた場合、イメージされるのは、「すでに上にいる者が、下にいる ...

ナラティヴ・セラピーと外在化する会話④:脱構築に向かう足場かけとしての外在化

外在化の視点を持ち込むことによる、会話の範囲の広がり 「外在化」を実践するときには、「人の悩みは、その人が属する社会やコミュニティとの関係の中で生まれるのではないか」という視点が必要なのだと思っていま ...

ナラティヴ・セラピーと外在化する会話③:社会やコミュニティとの関係をみる視点

外在化は、会話における態度や方向性である 私がナラティヴ・セラピーの文脈での「外在化」を知ったのは、2021年ごろのことです。当時は、とにかく「外在化」をやってみたくて、やたらといろんな場面で「外在化 ...

ナラティヴ・セラピーと外在化する会話②:外在化を足掛かりにして人とのつながりを見つける

外在化には特殊な言葉づかいが必要 ナラティヴ・セラピーと出会い、ナラティヴ・セラピーの文脈での「外在化」を知った私は、とにかくそれを使ってみたい、という衝動に駆られていました。外在化が目指す「人を責め ...

ナラティヴ・セラピーと外在化する会話①:「人を責めない」ことで責任を引き受けられる

私と「外在化」の出会い 私がナラティヴ・セラピーと出会ったのは2021年秋ごろのことですが、実はそれ以前から「外在化」という言葉は知っていました。 私はもともと精神科の看護師をしていましたが、精神看護 ...